【紅葉】東京・六義園 池?霧の川も?手軽に味わう季節感
行った日・2014年11月下旬
伝統と歴史に誇りを持つ京都市民には、
こんな持論があるらしい。
「日本の中心はうちなんだから、東京に行くことを上京と呼ぶのはおかしい」
…そんな意見にはああそうですかと元都民の時事分は軽く受け流すのである。
今回上京した理由は、
紅葉夜景を見る、そして撮影練習にある。
舞台は駒込駅から歩いていける「六義園(りくぎえん)」。
東京では後楽園と並んで知られる日本庭園の名所だ。
東京に数年住んでいた自分でも、
六義園と後楽園がよくごっちゃになって、
「後楽園にある日本三大庭園だよな」と思い出し、
ググってから誤りに気づくも自分の覚えの悪さは棚に上げて、
三大庭園がややこしすぎるんだ、と毎度毒づく。
同じような経験をした都民は多いのではないだろうか。(勝手な推測)
※日本三大庭園…金沢市の兼六園、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園
この六義園、普段は17時に閉まる超ホワイトな施設だが、
紅葉の時期は夜間ライトアップのため、夜も空いている。
入口を抜けると竹でできた柵が多いことに気づく。
それらしきところには立札があり、説明を見ながら回っていく。
紅葉の盛りということもあって、とてもよく色づいている。
立派な大木も真っ赤に染まっていた。
石灯籠もちらほら見える.
庭園内には茶屋がいくつかあり、ここは夜も営業していた。
比較的新しそうな建物
六義園の目玉は「池」であろう。
分類でいうと、回遊式築山泉水庭園らしい。
順路の要所要所で案内板が門や行き止まりであることを
知らせてくれる。親切設計である。
茶屋がもう一つあった。
長椅子がいくつもあり、休のにちょうどよさそう。
都心の庭園でも、階段が登場するくらいには起伏がある
もう帰ろうかと別の門へと至る途中、
おもしろい演出に出くわした。
ドライアイスのような白い霧を、涸れ川に流す。
さらに歩くと、池と木々が間近に見える場所に出た。
水面に映る紅葉は見る価値があった。